一月七日に跡取りの孫が産まれた・・・
名前は子供夫婦が考えてあげました・・・
大翔(ひろと)君です・・・
今年の節句には、我が家の庭にも鯉のぼりが上がるんだな・・・と思いつつ
元気に、素直に成長してほしいと願う・・・どこのじじばばもおなじだよね・・・
時の流れの速さに改めて驚く・・・
そんな中、亡くなった親父も生きていれば九十歳・・・亡くなって早十二年が経った・・・
そうか・・・もし生きていても、もう自然と亡くなる頃だよなあ・・・なんて思いつつ
もうちょっと一緒に居たかった親父への諦めが、ようやくついて来た気がする・・・
親父は六人兄弟の二番目・・・今、病床に在る叔父は四番目の四男・・・
頼りの兄三人に先立たれ、今深い絶望の中に在る・・・
なぜ人間は、生まれる時の様に死ねないのかと・・・改めて思う
親父は、俺が亡くなったらこれを着せてくれと、私の子供に新しい肌着を預けて居ました・・・
死んだら、まずここに連絡を取れと、電話番号のメモも残していました・・・
03から始まる番号に電話をすると、翌日練馬ナンバーの車が来て、親父の体を洗い清め、
家族に逆さ水を指導して頂き、ひげを剃り、化粧をして、残した肌着を身に着け、最後まで
家族に迷惑のかからぬ気配りをして逝った・・・
産まれた孫の顔を見つつ、わが身の結末を考えなければならない時が近づくのを感じる・・・
握られた手の中の綿ほこりを取りながら、不思議と心が落ち着く・・・
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